金沢工業大学にて講演とワークショップを実施

2020年5月12日

2019年7月、金沢工業大学フロンティア学部・心理情報学科の授業「人間工学」(担当:神宮英夫教授)にゲスト講師としてお招きいただき、しっぽコールについての講演とアイディアワークショップを実施いたしました。

金沢工業大学(通称KIT)は石川県の私立の工業大学。心理科学科では、こころの動きを科学的に測定し、それを実際の現場に活用するための技術を身につけることを目標としているそう。
大学は男子生徒が約9割とのこと。実はしっぽコールは性別に関係なく持ってもらいたいと思っているので、ぜひ男女両方の生徒さんの反応が知りたいという気持ちがありました。

まずはデモ機を用いながらしっぽコールのサービス概要について説明した後、わたしたちがサービス開発に利用している「デザイン思考」について簡単に講義しました。

デザイン思考講義スライドの一部

実際にわたしたちがしっぽコールの開発のために行った、フィールドワーク(民族誌調査)、アイディエーション、プロトタイピング、スキット検証などのプロセスを紹介しました。

後半はグループワーク。自分たちの立場から、「大学において『毎日楽しく使える』しっぽコールのインターフェースやUXのアイディアを考える」をテーマにコンセプトデザインをします。

各グループに配布したワークシート

短時間でアイディアをたくさん出すポストイットアイディエーションを行い、5W1Hにそってワークシートに記入し発表してもらいました。(ポストイットアイディエーションについては「品川女子学院にてアイディアワークショップを実施」の記事をご参照ください)

大学生活で感じている不満や、こんな物が欲しい!など、各班で様々な意見が飛び交いました。みなさんの発表したアイディアを紹介させていただきます!

左:ミサンガの形状をしていて、校内のお買い物に使えるタイプ。
右:授業の開始時に生徒全員で握ると鳴き声が出て出席確認ができる。KITのマスコットキャラクター、ドリバーくんの形。
左:スマホケースのカバーにボタンがセットされていて様々な機能が使える。
右:モフモフしたかわいい猫型のマスコット。旅行先でも活躍。
左:学校までの徒歩や自転車の動きを検知し、アプリ内キャラクターが進化。
右:バンドが変えられる腕時計型のウェアラブルデバイス。学校につけていきたくなる腕時計。

それぞれ個性豊かなアイディアで発表はとっても盛り上がりました!
しっぽコールが提案しているバッグチャーム型という形状にとらわれないアイディアがたくさんありわたしたちも今後の発想の幅が広がりそうです。また、登校するモチベーションをあげたい!という気持ちが伝わってくるアイディアも多かったです。大学時代を思い出して共感しました・・・!

授業後のインタビューで使用させていただいたアントレプレナーズラボ。
生徒と学校が協同で様々な技術やサービスの開発をされているそうです。

授業後は何名かの生徒さんに集まっていただき、夜道の不安などについてインタビューさせていただきました。KITは県外から進学した学生さんが7割以上のため一人暮らしの方が大半で、不安を感じることもあるようです。

楽しい大学生活は、一方で危険や不安がつきまとうものかと思います。今回のワークショップとインタビューを今後のサービス設計に反映し、みなさんにお届けできるよう頑張ります!


しっぽコールは今後もぜひ様々な学校や企業の方とコラボレーションをさせていきたいと考えています。今回のような単発の授業や新規事業創出のワークショップ、実証実験、協同での商品開発など、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。コンタクトフォームはこちら


また、今回のワークショップは、しっぽコールの開発会社の一つである株式会社ルースヒースガーデンが「デザイン思考ワークショップ」として企業向けに全12〜15回のプログラムで実施している内容からアレンジしたものです。企業向けワークショップに関するお問い合わせはこちらのホームページからお願いいたします。

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